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一切皆苦(いっさいかいく)と読みます。お釈迦様の言葉であり、文字通り読みます「世の中の全ては苦しみである」となります。苦しい時に発する言葉で、最後が「い」で終わる言葉があります。「つらい」「悲しい」「寂しい」「やるせない」「むなしい」「はかない」「苦しい」陰性感情の言葉はたくさんあります。その反対に陽性感情の言葉は「うれしい」「楽しい」・・・・とわずかしか思い浮かびません。
言葉一つと取り上げてみても、いかに陰性感情の言葉が多いか、やはり人生苦しみの方が多いといえます。しかし、仏教の苦しみとは「何事も思い通りにならない」という苦しみであります。それを受け入れる、「拝受」することが苦しみから解放されるすべなのです。
物事をあきらかにみつめていく。諦める事です。どうにもならない事をどうにかしょうとするから、苦を背負ってしまう。ありのままをしっかりと見つめていく。今まで自分に向かっていたベクトルを他者に向けていきましょう。
腰塚勇人氏の五つの誓いの詩です。
1.口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう。
2.耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
3.目は人のよいところを見るために使おう。
4.手足は人を助けるために使おう。
5.心は人の痛みがわかるために使おう。
苦しい時はシクシク泣く 楽しい時はハッハッと笑う。
シクは数字に表すと、4と9 ハッハッは数字に表すと8と8
4×9=36 8×8=64 36+64=100
よくよく考えたなら 苦しみは36% 楽しみは64%であります。
楽しみが多い人生と受け取ってまいりましょう。
6月24日から28日までの5日間京都にございます、浄土宗大本山金戒光明寺にて泊まり込みの布教研修でした。また近隣にございます、天台宗の寺院、真如堂に参拝しました。
真如堂はお十夜(おじゅうや)発祥の地であり、「この世で十日十夜善いことをすれば、仏国土で千年善いことをするに勝る」という「無量寿経」の教えに基づき、阿弥陀如来の法恩に感謝する法要です。550年前、室町幕府第六代将軍・足利義教の執権職をしていた伊勢守貞経の弟、平貞国が真如堂で行った十日十夜の念仏行に由来しています。
その後、 明応 (めいおう) 4年(1495)に、浄土宗大本山鎌倉光明寺の第九世 観誉祐崇上人 (かんよゆうそうしょうにん) が、後土御門(ごつちみかど)天皇に招かれ、宮中で、『 阿弥陀経 (あみだきょう) 』の講義をされ、さらに真如堂の僧といっしょに 引声 (いんぜい) 念仏を修し、 勅許 (ちょっきょ) を得て、光明寺で法要を行うようになりました。これが浄土宗でのお十夜の始まりで、今では浄土宗の大切な法要となっています。
28日早朝には浄土宗総本山知恩院にて朝お勤めと、法話を拝聴致しました。
(朝の知恩院)