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住職の法話(求不得苦)
求不得苦(グフトクク)とは、求めても得る事ができない苦しみであります。自分の思い通りにならないのが、苦の本質であります。欲しいものがあれば、人を押しのけてでも手に入れたい、そんな欲求が私たちの心の奥底に潜んでいます。一度手に入れたものでも、満足せずにまた他のものを欲しがります。欲とは底なしなのです。欲望とは次から次へと変わっていきます。
喉の渇きを潤すために、ビールが飲みたいなぁと思い、一杯、二杯と飲んでいくうちに、もうビールでなく他の飲み物が欲しくなります。満足度が低下するのです。だからこそ、一杯目のビールが最も美味しいといわれます。
京都龍安寺のつくばいには「吾唯足知」文字が刻まれています。この意味は「われただ足るを知る」貪ることをしない。満足を知る人は、不平不満の心を起こさないのであります。
幸せの「はひふへほ」
はー半分でいい
ひー人並みでいい
ふー普通でいい
へー平凡でいい
ほーほどほどでいい
欲張りすぎない生き方を是非とも実践してまいりましょう。