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日別アーカイブ: 2018年11月2日

善男子善女人養成講座「下寺町・寺塾」

下寺町寺院五ヶ寺が集まり、「寺塾」を11月24日(土)に開講する運びとなりました。

現代では宗教の空洞化と共に宗教の個人化が進んでいます。私的探求の場として、また宗教と向きあえる機会を、「寺塾」を通して感じて頂ければとの思いで立ち上がりました。

「身近な仏教」を体現して頂くために、敷居は低く、幅広い世代の方が様々なプログラムを実践し、共に学び、体を動かし、心温まる講座を「たいけん・発見」して頂きます。私たちは、目に見えるものだけではなく、目に見えない多くのものに支えられていることに気付かなくなってしまったのではないでしょか。苦しみや迷い、悩みなど様々な葛藤の中を模索して生きています。お釈迦様のみ教えを通じて、物事をシンプルに考えるトレーニングの機会として皆様お誘いあわせのうえ、是非ともご参加下さい。

 

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住職法話10月

住職の法話(怨憎会苦)

怨憎会苦(オンゾウエク)とは恨んだり憎んだりしている相手とも会わなければならない苦しみであり、「愛別離苦」とは真逆であります。

私たちは人との付き合いを、好きか嫌いか、苦手か苦手でないのか、損か得かで判断しています。「嫌いな人がいるのではなく、嫌いだなぁと思う心が自分にある」私には苦手、嫌いな人であっても、他の人からは好かれている人もいます。そんな自分の嫌な心を見つめて少しでも克服できるようにしましょう。

テレビドラマでも色々な人が登場してこそ、興味が湧き、視聴率があがります。それと同様に世の中も、よき人も悪しき人も各々が芝居を演じていると思えば自分にとって嫌な人も、これはただただ演じているだけなんだぁと思えれば、人との付き合いも変わっていくのではないでしょうか。

「人の心とこんにゃくの裏表はようわからん」心には裏表があります。本当の自分はどんな心の持ち主か、こんにゃくの様にどちらが表か裏かわかりません。宗教とは自己を見つめて、どう進むべきか。み佛様のみ前、仏壇の前で手を合わせ、己を見つめてみてください。この忙しい時代にゆっくりと自分を見つめ直し、自分自身を知りましょう。