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住職法話4月「合掌」

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キリスト教も神道も両手を合わせて、礼拝したり、祈ったりします。

浄土宗の合掌は堅実心(ケンジツシン)合掌といいます。

堅はたしかにとか、かたいですから間違いのない、確かな合掌

今だけではない一生涯私たちは念仏申しますというかたい約束を表します。

また、実はかわらない、中身がしっかりしているという意味であり、うわべだけではない、真実がちゃんと備わっています。

右手が仏様 左手が私達と言います。

「右仏、左衆生と合わす手の 内ぞゆかしき南無のひと声」

宗教は合掌からはじまります。日常生活では右手と左手は同じ手でありながら、役割は別々であり、違った動きをします。食事の時は右手で箸を左手ではお茶碗を

字を書く時は 右手でペンを左手では紙を押さえます。

合掌は同じ動作をいたします。堅実心合掌の意味を理解して、合掌していただきたいものです。